ワラーチ作りに挑戦 - 製作編 -

ワラーチ作りに挑戦 - 製作編 -

今流行のワラーチの製作に挑戦してみました。
本ページでは製作手順について書いています。

製作編

材料は揃いましたか?
次はいよいよ製作工程です。
手順は以下の通りです。

1.型取り
2.切り抜き(ビブラムシートのみ)
3.接着
4.24時間放置
5.切り抜き(ウェットスーツ部分)
6.穴あけ 7.紐を通し、結ぶ
8.鼻緒対策

型取り

まずはサンダルの型を取ります。
家にビーチサンダルがあり、その形が丁度良かったので、その型を使用することにしました。
ビーチサンダルをA4の紙(もしくは段ボールなど)に乗せ、マジックペンで型を取ります。
両足とも型を取り終えたら、ハサミで切り取ります。
これで型の完成です。

型移し

先ほど作った型を使って、ビブラムシート、ウェットスーツにペンで型を取っていきます。
ビブラムシートは「ビブラム」のロゴをうまいこと残したかったので、ロゴがある側(でこぼこしている側)にペンで線を書いていきました。
ビブラムシートが黒色なのでペンは白色がオススメです。

切り取り

型を取ったら、ハサミで切り取っていきます。
ビブラムシートをカッターで切り抜いている方が多いみたいですが、布用のハサミでも切り取ることができました。
ハサミだと簡単に切り出せますよ(^^)

接着

ビブラムシート、ウェットスーツを切り取ったら、接着作業を行います。
ウェットスーツはつるつるしている方を接着面にします。
G17ボンドを両方に塗り、テンポよくヘラでボンドを伸ばしていきます。
塗り終えたら接着します。
一度接着すると、なかなか取れにくいので慎重に。

接着の順番

今回は、
「ビブラ ムシート、ウェットスーツ切り取り」 ⇒ 「接着」の順番でしたが、
「ビブラムシートだけ切り取り」 ⇒ 「接着」 ⇒ 「ウェットスーツ切り取り」の順番の方がオススメです。
その方がビブラムシートとウェットスーツの形に差が出ないし接着も楽です。


二作目はこんな感じでビブラムシートだけを先に切り取って、接着しました。

放置


接着したら、重いものを乗せて放置します(目安:8時間以上)。
僕はワラーチに新聞紙を乗せ、その上に空気清浄機を乗せてみました。

穴をあける

恐る恐る重しをのけてみます。
・・ちゃんと接着出来ているようです。
ただ塗りムラがあり、側面で剥がれる箇所がありました。
この辺、次回に活かしたいですね。

次に穴を開けます。大きくは以下の3か所です。
①「親指と人差し指の間」
②「くるぶしより少し前方(足の外側)」
③「アーチの一番高い部分より少し後方(足の内側)」

穴あけには穴あけポンチを使いました。
さすが100円のポンチ、なかなか開かない。
おもっきし力こめて回したので、手に水ぶくれができました・・・。

鼻緒の穴について(2014.07.01追記)

現在、鼻緒部分には2箇所に穴を開けています。
一般的には紐の先は地面側に出し、そこでエイトノットで結んでおくのですが、これだと結び目が出てしまっているので地面とすれ易くなると思います。
そこで鼻緒部分にもう1箇所穴を開け、紐の先を地面側から足側に戻し、そこで結ぶ方法にしています。
こうすることで地面と接する部分は平らになり、擦れにくくなると思います。

穴あけポンチと穴の形について

2作目では穴あけポンチを新調しました。東急ハンズで1000円する商品です(5mm穴)。
トンカチでトントンと叩いて穴を開ける・・とのことでしたが、なかなか開きませんでした。
手で直接グルグルと回しながら開けると意外と楽に穴が開きました。

5mm穴に9mm真田紐はほぼ問題ない組み合わせと思います。
12mm真田紐だと少し穴が小さいかもしれません。
ルナサンダルを見てみると、穴は丸ではなく、細い長方形のような切れ目になっていました。
丸い穴だと紐を無理やり通している感じですが、切れ目穴だと紐が通る部分だけ綺麗に穴があるといった感じです。
そこで、5mm丸穴を開けた後に、ナイフなどで切れ目を入れました。
そうすることにより、真田紐の形を崩すことなく紐を通すことが出来ました。
現在はボタンノミというボタン穴を開けるツールを使って細長い穴を開けています。

紐を通して結ぶ

穴を開けたら、いよいよ紐を通します。
紐が通りにくい場合は、目打ちや細いドライバーを使って通すと良いです。


①鼻緒部分の穴(A)に通す(足側から地面側)
紐の先端は地面側で結んでも良し、もう一つの穴(B)から足側に戻してそこで結ぶも良し。
②もう片方の紐の先端を足の外側の穴(C)に通す(足側から地面側)
③Cで地面側に出した紐を、足の内側の穴(D)に通す(足側から地面側)


④Dで地面側に出した紐を、AB~C間の紐に下からクロスさせ、D側に戻す。
戻した紐をD付近で結んで固定(もしくはラダーロックで固定)。
ラダーロックを使わない場合、紐を何周かさせて各所で結んでおく、といった感じです。

結び方にこれ!っていう答えはなく、皆それぞれ違うようです。

完成


ようやくこれで形になりました。


履くとこんな感じです。

早速走ってみる

早速5kmほど走ったのですが、これはいい!!って感じではなく、結構走りにくかったです。
ただ開放感はさすがといった感じ。
VFFに比べてフォアフットをより意識する走りになる気がしました。
VFFに比べてシートが柔らかい為か、ロードへの馴染みが良い感じがします。
鼻緒の部分が痛かったので、その辺り研究していきたいですね。

ワラーチ リンク

1作目 : ビブラム8338+ウェットスーツ+真田紐
2作目 : ビブラム8338+ウェットスーツ+真田紐 → ウェットスーツ+ネオセル+ナイロンテープ+ラダーロック
3作目 : ビブラム8338+スポンジ+ネオセル+アクリルテー+プラダーロック
4作目 : ビブラム8338+ブロックゴム+ナイロンテープ+ラダーロック
5作目 : ビブラム8327+ノンスリップシート+ナイロンテープ+ラダーロック
6作目 : ビブラム8338+スポンジ+レザー+ナイロンテープ+ラダーロック