トレニックワールドin彩の国試走(2019年版南コース)

2019年版 彩の国コース試走

2019年5月に開催される第4回トレニックワールドin彩の国100mileに凝りもせずエントリーしました。
3枚目のサイラーTシャツゲット目指して・・・
「UTMFの抽選が外れたら、彩の国に参加しよっかにゃ!彩の国はあくまで保険で^o^」
という声もチラホラ聞こえてきます。
UTMFと彩の国の開催時期はほぼ同時期ですからね。
それも戦略として一理あるでしょう。
自分は彩の国1点集中。
UTMFのエントリーは見送り、彩の国のみエントリーしました。
保険で完走できるほど甘いレースではないと思っているので。
ロード嫌いな自分としてはよりトレイル比率の高い彩の国の方が面白そうですし^^

そして、ここからが大事。
エントリー後に判明したのですが、なんとコースはこれまでの逆周であるというのです。
北→南1→南2の流れは変わらないものの、それぞれが逆周。
そろそろマンネリ化していたころ。逆から走ったらどんな感じなんだろう・・とそれを聞いたときワクワクしました。

2018年12月8日
てなわけで、さっそく試走に行ってきました。
コースは南1周目。

コース情報

※計測:EPSON WristableGPS MZ-500MS

ルート

越生駅~ニューサンピア越生~虚空蔵尊~大高取山~桂木観音~鼻曲山~一本杉~北向地蔵~ユガテ~東吾野駅~天覚山~大高山~前坂~竹寺~子の権現~吾野駅

距離

42km

累積標高

2782m

所要時間

6時間54分

はじめに・・・

この試走した後に、よくよく大会要項のコースを見てみると南コース1は
「ニューサンピア埼玉おごせ~桂木観音~北向地蔵~吾那神社~天覚山~大高山~竹寺~子の権現~西吾野~高山不動~関八州見晴台~四寸道~桂木観音~虚空蔵尊~大高取山~ニューサンピア埼玉おごせ」とあります。

つまり!
この文面から読み取るに逆周と言っても、ニューサンピア~桂木観音間は変更なしということがわかります。
自分は逆周と言うのでてっきり「ニューサンピア→大高取山→虚空蔵尊→桂木観音」かと思っていたので、試走もそうやって走りました^^;
やっぱ試走会ちゃんと申し込めばよかったかも・・。
というわけで、以下の文章ではこの点を考慮していただければと思います。

越生駅

2018年12月8日
越生駅に7時35分着
奥武蔵でのバッタリ率が半端なく高いマツムラさんにバッタリするような気がしていたけども、バッタリしなかった。
駅から走ってニューサンピア越生まで。
ロード約3.5km。疲れた。

ニューサンピア~大高取山


ニューサンピア越生に到着。
8時16分スタート。

最初のトレイルとりつきまで分かりにくい。
分岐でその都度地図で確認。
目に入る景色は、これまでであれば「あーやっと帰ってきた!」って思いながら見る景色。
なんとなくすでに達成感^^;
いやいやこれから始まるんだ!


8時35分
ようやくトレイルとりつきに到着。
大高取山へ向かう。


8時53分
大高取山に到着。
ここからの景色は「もうここまで来ればあとは下るだけ!!」って勝利を噛みしめながら見る景色である。
2018年までは!
2019年はここから始まるのである。
そしてここまでの登りで体がとてつもなく重い・・。足がすでに疲れている。なんだろう。
STC48の疲れがまだ残っているのか、仕事の疲れか・・年を取るにつれ疲労って抜けにくくなるんだなーとか思いながら進む。

大高取山~桂木観音

大高取山からは幕岩方面へと下る。
「あーここ登ってきたなー」とか思いながら逆に下っていくのはなかなか面白い。
九折の下りを下ったあたりで分岐で迷う。どっちがコースだろうと地図を確認しながら進む。

虚空蔵尊まで下りきった後、分岐を間違えて林道を登ってしまった。
引き返して正規ルートに戻る。
虚空蔵尊からは林道ではなく登り基調のトレイル。
林道は・・・そうだ、この間のSUP(彩の国ウルトラプロジェクト)の練習会で走ったコースだ。紛らわしい^^;


9時35分
桂木観音に到着。
エイド場所である。
ふと思ったのが、「逆周になったことでエイドの場所は変わるのか?」ということ。
現時点では不明だけども、たぶん同じなんだろう。

(追記)

エイド場所に変更ないようです。
あと、冒頭でも触れたようにサンピアから桂木観音までは道を間違えている可能性大です。
サンピアから桂木観音までは2018年と同じみたいです。

桂木観音~東吾野駅

桂木観音から鼻曲山を目指す。
特に難所はなかったけど、鼻曲山手前で思わぬ急登が2か所あった。
いつもなら下るところ。


10時7分
鼻曲山に到着。


心地よいトレイルが続く。
一本杉を通過。


一本杉からは北向地蔵を目指す。
途中、スカリ山のあたりにちょっとした岩場があるので通行注意。
ここは山と高原の地図では破線になっているルートだ。


10時52分
北向地蔵に到着。
「今回も完走できますように!」とお祈りしておいた。
レース当日に2回会うことが出来れば完走は近い。

北向地蔵からはユガテを目指す。
この区間は自分の中で「デジャブ」と呼んでいる場所がある。
下って沢みたいなとこを通過してまた登る・・みたいな場所が2回出現する。
ほんと似ている雰囲気のトレイルが2回繰り返されるのでデジャブ区間と勝手に呼んでいる。
レース当日、選手はこのデジャブ区間で精神をやられるであろう。


11時8分
ユガテに到着。
自分はこのユガテの雰囲気が好きである。
のんびりとした風景に畑に無人販売所。
この日はいつもは見ないパクチーが売られていた。あと柚子。

ユガテから先、東吾野駅あではもう下るだけと知っていたので、気持ちが幾分か楽。
そして相変わらず身体が体調が悪いので、もう東吾野駅でやめようか迷っていた^^;
橋本山から東吾野までの下り、これが結構な急な下りで、ルンルン気分で下れるようなものではなかった。
が、それもそんな長くは続かず吾野神社に出た。
吾野神社はエイド場所。鶏うどんが懐かしい。


11時38分
東吾野駅に到着。
おにぎりを食べ、コーンポタージュを購入。
そしてこの先は悪名名高い「飯能アルプス」を越えていく区間。

ホット柚子茶

お茶も補給しておこうと購入・・・・
そしたらば聞き覚えのない効果音とともに6666の数字が表示されている。
一瞬固まり、すぐさま事態を理解した。
「当たり」である。
人生においてついてるなんて思ったことは片手で数えられるほど。それがまさかこんなタイミングでやってくるとは!
完全に油断していた。
そして俺は知っている、この当たりのシステム、確か当たってからドリンクを決めるまでの時間は結構短いということを。
そして一定時間経過すると当たりの権利が消えてしまうということを。
とどのつまり、迷っている時間などないのである。
これが「コーンポタージュを購入したタイミング」であれば答えは簡単であった。
答えは「冷たいお茶」である。
しかし、今は冷たいお茶を購入したタイミング。既に欲しいものは手に入っている状態。
それなのに選べというのだ、時間もない中。完全に頭の中は混乱していた。
そんな中で選んだ答えは「ホット柚子茶」であった。
事は済んだ。
冷静になって改めてホット柚子茶を手に取る。
「そんなに飲みたくない・・」
しかし荷物になるのも嫌だったので、その場で飲み干した。
幸運とは欲したときに訪れないものなのかもしれない。

東吾野駅~竹寺

東吾野駅でエスケープするにはまだ時間が早すぎたので、ゆっくりでも天覚山へ進むことにした。
今回の逆周となった理由。
ホントかわからないけど、天覚山からの下りで骨折者が出たから、というもの。それも複数人らしい。
なので逆周にして天覚山からの下りを登りに変えたと。

天覚山への登りは2ルートある。
沢筋コースと尾根道コースである。
TWでは尾根道コースを走る。
が、まんまと沢筋コースを進みそうになった。
逆だとこういうミスが多発するので要注意。


12時8分
天覚山に到着。
天覚山への登りは拍子抜けするほどあっという間であった。
CTで40分くらいか。
ここから飯能アルプス。
飯能アルプスは幾度となくアップダウンを繰り返す区間。


12時48分
大高山を通過し、前坂に到着。
「中藤・竹寺」の方へ下る。

下った後はロードに出て、すぐにまたトレイルへ。
そこでピークを越え、下ってまたロードへ。
そこからバリエーションルート。
ここの登りがきつかった。
これまでであれば下ってきていた区間、激下りで嫌な区間だったので、急登だろうなーとは覚悟していたけど、きつかった。
登り切った先にあるのは申し訳程度の山頂標識「天王山」。しかも手書きである。
この急登もそうだし、前坂から下った先の登りもそう、大した名前もないのに油断していると結構な登りが出現する。
不意打ちの登りは精神も疲れるので、こうして試走する意味はそういった名もなき登りを覚えることにあるのかも。


13時43分
竹寺。
自販機とトイレあり。
いよいよ足が動かなくなってきた。
ここからさわらびの湯へエスケープするか迷う・・・。
「こんな距離でこんな疲れるなんて、100マイルなんて・・・・」と落胆したけど、毎回そんなことを思っているので、あまり気にせずに・・けどやっぱ今回はダメかも。

とりあえず子の権現まで行くことにした。
そしてそこでエスケープして、久々に浅見茶屋のうどんを食べていこうと思った。

竹寺~子の権現~吾野駅


竹寺からは豆口峠へ進む。
すぐさま崩落注意の案内が目に入った。
竹寺から豆口峠の区間で崩落が起きているのである。台風の影響で。
それよりも目に入ったのが案内の右下に居座る埼玉県マスコットの「コバトン」である。
リュックサックを背負って、トレイルシューズを履いて無表情でどこかへ向かおうとしている。
リュックには何が入っているのだろう。そもそもなんで鳥なんだろう。
とりあえずかわいい。コバトンのキーホルダーとか欲しいな、とか思った。


そして崩落箇所がこちら。


反対側から。
細いが道は残っているので、注意すれば余裕で通行出来る。が、そこは自己責任で。

子の権現に到着し、ここで試走は終わりとなった。
ここから吾野駅方面に下山。
その途中にある浅見茶屋に立ち寄った。


浅見茶屋の「肉汁つけうどん」850円。
こいつが旨いのである。
筒に入っているうどんの汁もおいしい。
サクッと食べて、ここから吾野駅まで3km程度ロードを走って終了。

今回の感想&本番に向けて

今回の行程でも距離40km以上で累積標高は2782mと出た。
レースでは子の権現から西吾野駅へ下って、そこから南コース最高峰の関八州見晴台への登りが待っている。
関八州見晴台までの一仕事は残っているけども、その先の四寸道からは下り基調、桂木観音~大高取山~ニューサンピアも大した登りはなかったと思う。
なので西吾野駅、高山不動尊あたりまで来たら南もそろそろ終わりかーって気持ちになるのかも。

けど、南1周だけで累積標高は確実に3000mは超える。
やっぱり彩の国100マイル、累積標高は10000m前後ありそうって改めて思った。

あと、これまでと逆周でどっちが難しい、楽かってのは今時点では良く分からない。
結局は同じとこを登って下るのだからデータ的には同じだし。
ただ、これまで記憶してきたコースの情報だけでは道迷い確実。
再度、地図を見ながら頭に体にそのコースを覚えさせる必要があると感じた。
あえて試走しないって意見もわかるけど、彩の国はなんかこの試走するのが楽しい^^
本番までになんとか北と南をそれぞれ通しで試走したいところ。

そして過去に完走したことは忘れること!自分は一度完走しているんだから~とか自惚れていては完走は難しい。
サイラーなんて有効期限3日程度と思っている。
レース当日までに身体を仕上げて、レースはそれの確認作業。
自分の中での目安は週末に50km3000mのトレイルをある程度楽にこなせるようになること。
サボっていては完走など難しい、これが彩の国の魅力かも。
初心にかえり、3回目の完走目指したいと思います!