伊豆トレイルジャーニーのボランティア参加してきました!(2日目)

起床


カヌー艇庫からおはようございます。
本日は2016年12月11日。
伊豆トレイルジャーニーのレース当日です。
レースは朝の6時スタート。
我々、土肥CCのスタッフは8時ごろ土肥駐車場エイドに入ります。
「昨晩は眠れましたか?」と大きなイビキを奏でていた方に問いかけられる。
「あなたのイビキで・・」と出会って間もない方に言えるはずもなく、「はい、ぐっすり眠れました!」と返答。
しかし、昨晩は3回ほどトイレに行きました。なんでしょう、疲れていると回数が増えるのか。
トイレは外。その度に澄み切った空に広がる星を眺めては、冷える前に寝袋へ戻ったのでした。


艇庫の調理場。
ここでシシ肉がさばかれました。


艇庫概観。
さて、時刻は7時過ぎ。予定通り出発となりました。
土肥駐車場までは車移動。
スカイラインのクネクネ道が寝不足の身体にこたえましたよ。吐きそうでした(^^;)

土肥駐車場到着


土肥駐車場に到着。
最初に行った仕事はコーン運び。
そして打ち合わせ。
自分は昼まで船原峠のコース誘導となりました。
そしてまだ時間もあり、大会側のスタッフが到着するまで作業もなさそうだったので、許可を得て船原峠まで下見がてらランニングすることに。

下見トレラン


船原峠から土肥駐車場まではロードとトレイルを行き来する区間。
ロードから見える景色は最高!


そしてトレイルに入る。


またロード。
片道2.8kmありました。船原峠に到着する頃には、体が暖まり着込んでいた服が邪魔な状態に。
こりゃー自分が選手で走るなら半袖短パンだな。そんな陽気。

達磨山コース誘導


土肥駐車場に戻ってきました。
戻ってから、バナナの房から1本1本もぎ取る作業。
200本はやったかな!笑
あと、ここのエイドでは「しし汁」が振舞われます。
ちょうど出来上がった頃、「毒味」と称して頂くことになりました。
ウマイ!!味噌の塩分が身体にしみます。


時刻は10時半過ぎ。
自分は結局、船原峠ではなく、達磨山下の戸田駐車場で誘導と言われました。
軽トラに乗って移動。


達磨山といえば、ITJの中でも一番景色が良いと思う場所(と思っている)。
やはり何度足を運んでも良い雰囲気です。
心配していた風もなく、そこまで寒くありません。


カメラマンも入り、到着する選手を待ち構えています。


そして11時39分。1位の選手が通過しました。
戸田駐車場には多くの車が駐車してありました。
団体さんのバスも。
観光客と思われる方から何回か「何をやっているんですか??」など聞かれたり。


選手はここを登って達磨山へ。


いやーいい天気!
と、思いきや途中でヒョウが降る場面も(^^;)
そして13時になり土肥駐車場へ帰還。
自分が担当した2時間では30人くらいしか通過しなかったですかね。

エイド業務


戻ってエイド業務。
水orスポーツドリンクの補給、
声だし(54.5km地点、残り16.7km、最終エイドであること、、など)、
ゴミ清掃、
などする。
知り合いにも多く出会えて良かった(^^)

「このスポーツドリンクはなんだ!?」
と外国人選手が流暢な日本語でスタッフに詰め寄ります。
なんだ、まずい雰囲気か??
「メダリストのスポーツドリンクですよ」とスタッフ。
「これは全エイドで共通なのか!!?」と選手。
「はい・・そうです。濃縮タイプのものを薄めて提供しています」とスタッフ。
「いや、これ、凄い効くんだよね!」と選手・・。なんだそういうことか、と一気に場が和む、なんて場面も。


15時30分ごろからボリュームゾーンに突入。
一気に慌しくなってきました。
気付けば夕暮れ。
ふとした瞬間に振り返ると、そこには西伊豆の素敵な夕陽が・・・。


そして日が暮れると同時に一気に気温が下がる。
吐く息は白くなり、指先が言うことを利かなくなってきました。

防寒対策と早めのライトの準備を呼びかける。
寒さと暗さからか、到着する選手の表情は心なしか皆、余裕がない感じ。
エイドで英気を養った選手たちは、不安と決意にも似た表情を浮かべながら、再び闇の中へ消えてゆきます。
「・・頑張れっ!」
レースってのはトップ選手よりも、ボロボロになってギリギリのところを行く選手を応援したくなります。
これから先、暗くて寒い山道を行くことを思うと。
そしてウルトラトレイルの面白みは「完走出来るか分からない」そんなところにあるのかもしれないな、なんて思いながら選手たちを送り出しました。
嫌というほどトラブルを味わい、体中は痛みの限界を超え、夜の山の中懇願しても誰も助けてくれず進むしかない、そしてやっと辿り着くゴールと開放。

エイド閉門

17時00分。
そこにはまだ多くの選手が滞在していました。
もしかして関門のことを知らないのでは、、?
そう思った自分は「残り10分で出発しないと失格となりまーす!」
とアナウンスをかける。
やはり知らなかった選手は多かったようで、動き出す選手が増えました。
このあたり、関門時間を大きく書いた看板など立てる、もうちょっと早めにアナウンスするようにスタッフに周知しておいた方が良いなと思いました。
そして17時10分閉門。
中には閉門の時間を伝えても構わずシシ汁を食べている選手も数名いました(^^;)
もう終わりにしたのですね。
閉門してからも20名くらいの選手が到着しました。
18時ごろにようやくラストランナー到着だったか。

撤収


全てのランナーを送り出し、そしてDNFとなった選手をバスに乗車させた後、エイドの撤収作業が始まりました。
冷たい風が吹き、また一段と寒くなってきました。手足がまずいことに・・。
テントの撤収、余った飲料、食料の移動作業、ゴミ清掃など。
そして一息ついた後に、余ったシシ汁をスタッフで食べる。
18時30分ごろ、予定通り業務終了。
修善寺へ車移動。

ゴール会場


ゴール会場である修善寺へ到着。
時刻は19時過ぎ、ゴール関門まで1時間弱といったところ。
ゴールゲートには多くの応援者が駆けつけています。
また、そこにはコースプロデューサーの鏑木さんも待ち構えており、さながらUTMFを彷彿させる雰囲気です。
土肥駐車場のエイドを関門ギリギリで通過した選手、そして知り合いは無事到着するのだろうか。
ざわざわしながらゴールゲートを見守ります。


そして19時59分となり、ラストランナーがフィニッシュ!
その後、1秒に涙した選手も・・。
自分も八ヶ岳スーパートレイルでは90km地点の関門に2秒で涙したことがあります(^^;)
DNFは何も悪いことじゃない、次に活かすための経験、気力となります。
しかし1秒はきついなー・・・。

帰宅する

知り合いの多くは無事ゴール出来たようでなにより。
さて、帰るか。と乗り換え案内を検索すると到着予定時刻が「明日」になっています。はて・・。
やってしまったか!?
他人の関門を気にする余り、自分の「関門」に疎かになっていたようです。
誰か知り合いに車に乗せてもらおうか、、うーん、と困っていると、自分の乗り換え検索条件の「新幹線」がOFFになっていることに気付く。
もう一度、新幹線ONに設定して検索。
結果、今日中に帰宅できることが判明。
助かった~。しかし、いくら新幹線と言えどのんびりもしていられない。
ゴール会場から修善寺駅までは2kmほど。走って駅へ。20時33分、修善寺駅発。
こうして自分の「伊豆トレイルジャーニー」は無事終了したのでした。
いやーほんま疲れた(笑)
来年は選手参加?とにかく、またまた西伊豆でたっぷり遊んだ週末でしたー(^^)

伊豆トレイルジャーニーのボランティア参加してきました! 終わり