南アルプスマウンテンマラソン参戦記

南アルプスマウンテンマラソンに参加

2016年11月20日に開催された「南アルプスマウンテンマラソン」に参加してきました。
第一回大会です。 大会情報は以下。片道のハーフと往復のフルの部があります。

フルの部

距離:45km
累積標高:3130m
制限時間:9時間
参加費:8000円
定員:600人
スタート時間:7時00分
スタート/ゴール場所:不動の滝キャンプ場 エイド:3箇所+水のみエイド4箇所

ハーフの部

距離:22.5km
累積標高:1600m
制限時間:9時間
参加費:7000円
定員:400人
スタート時間:7時00分
スタート場所:不動の滝キャンプ場 ゴール場所:千頭駅周辺 エイド:1箇所+水のみエイド2箇所

参加賞:オリジナルキャップ、オリジナルサングラス、川根茶

フルとハーフは同時にスタートし、ハーフは片道でゴール、フルは来た道を折り返すレースです。
自分はフルの部に参加。

結果

結果は5時間36分、出走426人中29位で完走でした。

ログデータ

計測:EPSON SF-710S
距離:42.91km 累積標高:3891m
※Runkeeper記録(Runkeeperは累積標高がいつも高めに出力される印象です)

レース内容振り返り(スタート~小エイド)

スタートは前から200人か300人くらいの位置だったか。
とりあえずハーフの部も一緒なので結構な人がいました。
しかも、バスの乗り継ぎがバタバタでレースとしてのスタート時間が15分伸びるトラブルも・・。
この辺り、第1回ならではですかね。

スタート直後は林道、徐々に勾配がキツくなっていったのを覚えています。
人が多く、合間を見て徐々に前へ。
この辺りで他の選手に話しかけられる。
「景色良いですね~」「僕は先週も試走で往復していて、今のペースくらいで6時間半くらいだったんですよ~」「トレランレースは今日が初なんです~」
と、この時はそうなんだ!とくらいに思ってました。
そしたらその選手は、前後する選手を捕まえては次から次に「先週も走っていて、今のペースで6時間半で~今回が初レースで~」
と同じことを何度も話しています(^^;)
初レースで嬉しかったのか。ちょっと鬱陶しいなと思いながらも(笑)、そんな「試走6時間半野郎」と最初の小エイド=ウォーターステーションくらいまで前後しながら進みました。

小エイドでは知り合いの塾長さんがスタッフを担当されていました。
スタート時に持った水=550ml程度のお茶はまだまだ余っていたので、声だけ掛けてそのまま進みました。
「10km」の看板を通過。ここで確かスタートから1時間程度が経過。
「キロ6分か!」とちょっと早過ぎかもと思った記憶。

小エイド~トレイル区間~前半終了

その先、ようやくトレイル区間へ。
いきなりの急登。しかも滑りやすい。帰りはここを下るんだよな・・。
上手くギアチェンジ出来ない感じ。ダメだ、ちょっと休憩しようと後ろの選手に道を譲るため脇へ移動。
で、後ろを振り返ると見覚えのある顔。
なんと、今年の上州武尊ウルトラのレース中に出会ったYさん!
Yさんは近畿にお住まいの方で、まさかこんなところでばったりするとは!とお互いにびっくり(笑)
ちなみにYさんは上州武尊で総合8位の選手。やはり飛ばしすぎたかと思うも、しばらく後ろをつかせてもらう。
が、20分くらいでサヨウナラ(^^;)
トレイルの登りでついていけなくなりました。

トレイルが終わった後に、また林道。下り区間で女子の大石さん(面識はない)を発見。
大石さんと言えばハセツネで優勝とかしている人だよな~とか思いながら走る。
後で絶対抜かされるパターンだよな~と思いつつも、今は自分のペースで進もうと先に進む。
案の定、折り返しでパスされました(笑)

コースは再びトレイル区間。下りが長く続く場面。
その後、急な下りへ。滑る・・。
その辺りからトップ選手がポチポチと折り返してくるようになりました。
やはり順位が気になる。
1人、2人・・5人、10人・・
トレイルを下りきってロードへ。
ロードは1km、2kmくらいだったか。民家とかの建物をすり抜けて行く感じ。
あと500mくらいかってところで、Yさんとすれ違い、ハイタッチ。

前半終了。確か2時間30分くらいで走りました。
うーん、疲れた。もう電車に乗って帰りたい。
順位は20~30位くらいか。
スポーツドリンクを補給して、お稲荷さんを口にほお張りながら後半戦へ~。

後半戦・ゴール

折り返し後は、ついさっきまで下ってきたコースをひたすら登り返す・・・。
ここは今年一番辛かったかも(^^;)
脚が売り切れ。やはりオーバーペースだったのか、ほとんど走れません。
ただ、他にも同じように面食らっている選手もちらほら。
そんな中、淡々と登りを走っていく選手、大石さん。
ああ、やっぱり残していたのか。。ベテランの走りを見せ付けられました。

辛いものの、折り返しなので後続の選手と次から次にすれ違います。
お互いに挨拶しあう感じ。
この大会で唯一気に入ったのはこの折り返しコースゆえ、速い選手と遅い選手がすれ違えるってところだったかも。
ちょっと走っては歩きを入れて耐えるの繰り返し。
10分、30分、1時間と走っても回復せず、ひたすら耐える走りでした・・。
折り返し後、登りきってからはほぼほぼ一人旅でした。
ただただ続く林道に「おんたけウルトラ」を思い出しながら、「この林道のクソ!」とか悪態をつきながら進みました(^^;)


復路A2手前~ゴールで大会オフィシャルの方に写真を撮っていただきました(^^)

ようやく最初に通過した塾長さんのいるWSへ到着。
疲れました~と水を頂き、もうここからはほぼ下りだと気合を入れなおしてラストスパートへ。
最後は身体がもうゴールが近いと分かったからなのか、ようやく動くようになって、ささっとゴールへ。
5時間36分でした。


ゴール後はクラムチャウダーを頂きました。
その20分後くらいに同行していたTさんもゴール。
15時くらいに会場を後にして、車で帰宅。

雑感

・前日のBBQが明らかにキャパオーバー
まず食材をもらうのに大行列。
やっと食材を手に入れたと思ったら、焼く場所が既に陣取られていて、食材を持ったまま待機・・。
ようやく見つけた隙間スペースに食材を置いたら、こちらを睨んできたカップルの男!
(何やねんこいつ、こんだけ人おんねんから、そんな嫌な顔せんとスペース譲れや~!!
ほんで、いつまで団欒続けとんねん。周り見て空気読んで、焼き終わったらさっさと移動しろやボケが~!!)
と、心の中で叫びました(笑)
失礼、心のダークな部分が出てしまいました。
同じお金払っているのに、なんでこんな肩身の狭い思いをしなければ・・。
まあ、大抵の人はスペースを譲り合っていたんですけどね。
抽選会とかあったみたいですが、全然参加出来ませんでした(TT)

BBQ風景
最後のほうは逆にスペースも食材も余っていました。
2部制とかにすれば良かった??

・当日の駐車スペースが遠い
前日は「山の家」というところに宿泊していました。
当日朝、車で送迎バスの出ている場所まで移動。
駐車で案内されたのは採石場。
この採石場がとても広く、国道の入り口から1km以上ある感じ。
車を駐車して、ようやく送迎バスの停留所に到着したと思ったら結構な行列。
バスが中々来ない。いよいよ周りからも「スタート時間に間に合うのか・・」という声がちらほら。
ようやく来たバスに乗り込み、スタート会場へ。
ほっとしたのもつかの間、到着したのはスタート会場から2kmほど離れている駐車場。
「レースは既に始まっている!!」
と言わんばかりに、スタート時間が迫っていると知った選手たちは、荷物を持ってスタート会場へと走る羽目に。
結果、全体的としてスタート時間が15分遅れたのでした。
採石場もたぶん苦肉の策に探し出し許可を得た場所と思われ、今年は仕方ないとして、来年に改善されることを期待します。

駐車場として案内された採石場。

・「南アルプス」というレース名のわりには雄大な景色を楽しめる場所が少ないと感じた。
・参加費8000円は比較的安いほうかも。
・往復コースは面白かった。選手のすれ違い、前半と後半でがらっと表情を変える部分など。
・参加賞の帽子とサングラスは普段用のものなので、個人的にはちょっと使えなかった(普段、帽子もサングラスもしないので)。
・アクセスが悪い(車がないと結構不便)。
・ハーフの帰りが電車というのは面白い。
・久々の?スピードレースだった。エイドでゆっくりする暇もなく・・(これは個人の戦略によるものですが)
・ナンバーカードに描かれた高低表が上下逆のデザイン。これは自分の衣服に付けた時には正しい向きになって見える面白いアイデア!

と、結構酷評ばかり書いていますが、、来年良くなることに期待して、思ったことをそのまま書きました!
また、この南アルプスマウンテンマラソンをもって2016年のレースは終了!!
今年に参加したレースは無事、全て完走でした(^^)

初のロングロードレース&ワラーチ完走となった「橘湾岸マラニック」
重い荷物を背負って登る「第30回丹沢ボッカ駅伝」
ショートの部で入賞狙うも攣りにやられた「飯能生越50K・30K」
3度目の参戦で記録更新となった「おんたけウルトラトレイル100km」
同じく3度目の参戦、100マイルレースのヒントを得た?「第3回上州武尊山スカイビュー・ウルトラトレイル」
初の部門優勝となった「第1回北高尾エンデュランスラン」
これも3度目、記録更新となるも大台には届かなかった「ハセツネ」
そして今回の「南アルプス Mountain Marathon」

2013年の「多摩川チャレンジフルマラソン」のDNFを最後にそれからは全て完走しています。
やっぱ完走ってのは良いですね。
しかし来年に予定している「彩の国100マイル」は完走できるか怪しい。
でも、完走出来るか分からないレースを入れることで成長出来るのでは、と思い。
来年のレースものんびり頑張ります(^o^)

装備

・Tシャツ:ノースフェース
・ズボン:ユニクロ短パン
・インナー:SKINS A400ハーフタイツ
・シューズ:アルトラ ONE2.5
・靴下:C3fit和紙5本指
・ザック:モンベル クロスランナーパック7
・帽子:モンベル サンバイザー
・アームカバー:モンベル ジオライン

ほぼほぼ、半袖短パンでいけました。
ちょっと暑いくらい。
要所要所でアームカバーをつける感じ。

飲料・行動食

お茶:550ml程度
熊の絵が描かれた低GIりんごジェル1本
ウィダーinゼリーゴールド1本
ザバス ピットインゼリーバー1本

これくらくらいか!?
ちょっと少なすぎたかも。
後、改めて分かったのは、南アルプスマウンテンマラソンのように走らされるレース(林道が多く、距離もミドル)では、固形物を食べている余裕がないということ。
確かソイジョイも持っていきましたが、結局食べませんでした。
やっぱりウルトラトレイルみたいに、エイドでゆっくり、行動中もオニギリもぐもぐ出来るようなレースが好きかも。。

おまけ


前日のお昼に立ち寄ったお店=げんこつハンバーグの炭焼きレストランさわやか
のハンバーグ。
地域(静岡全域)の人気チェーン店らしく、当日も混雑していました。
味は・・・普通かなあ笑


前泊で利用した「山の家」
この部屋に16人くらい雑魚寝。
後から来た人は、縦に並べられた布団と布団の列の間に横になって寝る感じ(^^;)


帰りにT村さんと立ち寄った吊り橋。
この後大渋滞にハマり、レンタカー屋の営業時間と闘うことになるとはつゆ知らず。

南アルプスマウンテンマラソン参戦記 おわり