第3回上州武尊山スカイビュー・ウルトラトレイル完走記②

A2 → A3(武尊までの登り区間)


A2を出たらすぐにゲレンデの急登となりました。
看板には「行ってらっしゃい 楽しんで下さい」「Fight GoGo!」の文字も。
この看板みたいに、たまにメッセージ付きの看板があって元気でました(^^)
ゲレンデ区間、太陽は出ていないものの、蒸していたのか汗が止まりません・・。
息が上がらないように気をつけながら通過。
2回くらいガツンと登った気がします。

下って再び折り返しのキャンプ場、林道へ。
ここでクロカワさん、タカハシさん、ムナガタさん、オオクボさん、サカウエさんとすれ違いました。
2kmほど先にワタナベさんが走っていることを聞く。
A2の手前で立ち寄ったしたWSに再び到着。そこにはモーヤンさんの姿も。
その先、折り返し区間は終わり、分岐を左へ。
いよいよ武尊山山頂を目指します。


山頂までにはこんな梯子の区間もありました。

一昨年、去年はこれを登りきった時点でフラフラになっていました。
今年こそは慎重に・・・。
登るときに足を上げすぎないように。
ここでワタナベさんに追いつきました。
ワタナベさんは初参加。「このレースってこんなキツいんだね~」なんて会話。
自分はまだまだ序盤で抑えていたこともあり、この時点ではかなり余裕がありました。
息は殆ど切れない状態。
(北アルプスの数々の登りに比べれば・・・!!!)


そして山頂に到着。・・・フラフラになっていない!!
ここで去年の自分に勝った気がしました。
いける!


その先は尾根を進む区間。
標高2000m以上で雰囲気があって楽しめました(^^)
オールスポーツのカメラマンがいたので、調子良くポーズとって走っていると滑落。1mくらい。
左脹脛が攣ってしまい、しばらく動けませんでした。
攣るということは、やはり登りで無理していたのか?水不足なのか?
しばらくしてよじ登りレース再開。
すると左手中指に痛み。見ると血。割とぱっくりいっちゃってるみたいです。
まあ、その内止まるだろう。
しかしこれはレースの勲章になるな、なんて思ったり。ニヤリ。

A2 → A3(武尊山からの下り区間)

尾根の途中で沼みたいなところを通過しました。
これはどうしても足が浸かってしまう、という場所。
おNEWのシューズ=アルトラ スペリオールは秋の新色「泥沼ブラウン」へと衣替え。

その先、いよいよ下り区間へ。
ここで、登山者と接触を避けるために作られた迂回ルートへ。
ここが急だし、笹の幹が残っていて、神経と体力を使ってしまいました。
去年も同じで分かっていたのですがね。
迂回ルートが終わって、再び登山道へ。

下りはテクニカルな場所が多かったです。
なので後ろに選手が来ても焦らずに、足にダメージが残らないように慎重に進みました。
5人くらい抜かされたと思いますが、全然OK!
ここも沼が多くてシューズが何回か浸かってしまいました。。
この辺りで前後していた選手数名とA3へ。一人は結果10位以内だったから驚き。

A3「武尊牧場スキー場」(47.2km地点)


A3
区間タイム +3:40(24位)
累計タイム 8:21(44位)

無事、武尊山パートを終えてA3に到着しました。
この区間は、区間順位が24位と自分の中では一番良い結果でした。
やはり登りのキツイ区間は得意なようです(^^)
FaceBookのタイムラインでT村師匠が速報を流してくれており、自分の順位が50位以内だということも知ります。
予定4時間40分のところを3時間40分できました。ちょっと予測ミスですかね。
去年のタイムを参考にしましたが、去年は西の剣ヶ峰に登り返しており、今年はそれが無かったから楽だったのかも。

到着してすぐに声をかけられます。見るとアベさんでした。
どうやら足が上手く動かないらしく、リタイアするかもということ。
パートナーのタムラさんも神妙な面持ち。
それからびっくりしたことにアメモトさんの姿が。
先週100kmくらい走っていたし、来週も雁坂、UTMFと連戦なので(ありえない笑)、ゆっくりペースなのでしょう。
普通はレース中に(特に長いレースでは)会えない方なので、とても不思議な感じがしました。

あと、A3ではうどんを頂きました。
水は1Lくらいまで補給。

A3 → A4

A3を出発。
最初は下り基調な林道。


で、ゲレンデの登りが始まる。
ここは競技説明会の時にも説明があったポイント。
確かにきついが、やはり登りは周りよりペースが速く、数人をパスする。

A4「かたしな高原スキー場」(59.5km地点)


A4
区間タイム +1:54(26位)
累計タイム 10:16(36位)

15時15分頃、A4のかたしな高原スキー場に到着。
手前のゲレンデで下からタムラさんが登ってきて声をかけてもらいました。
パートナーのアベさんを心配してコースを逆走しているのでしょう。
先回りしての応援も大変そうです。
ここのエイドのコーンスープが美味しかったです(^^)
ここも長く滞在する事はなく、すぐに出発。

A4 → A5


A4の次はデポ地点であるA5「オグナほたかスキー場」。
この区間はあまり記憶が無いです(^^;)
写真の木の橋を通過する所はちょっと怖かったです。

途中にあるウォーターステーション「十二様」というポイント。
名前が面白いのでちょっとネットで調べてみると、どうも群馬の山では12日には山に入ってはいけないという言い伝え?があるみたいです。
12日は山の神様が木の本数を数える日なので、人間が入って邪魔してはいけないと。
そして入ると災いが起こると。
はて、12日、、、このレース被ってる!
件の十二様は11日の内に通過出来ましたが、ゴールするまでには12日に日付が変わります。
ちょっとお化け怖いなーとか思いながら日が暮れてきた山の中を進みました(^^;)

A5到着する手前でナンバーカードを確認され、それが無線で連絡されている模様。
到着してすぐにデポバックが出てきたので、到着してすぐにデポバックを渡せるようにという連携なのでしょう。
素晴らしい!
ライトがギリギリ要らないくらいの時間にA5到着。

A5「オグナほたかスキー場」(75.5km地点)

A5
区間タイム +3:01(24位)
累計タイム 13:18(31位)

この区間も比較的良い順位で走れたようです。
写真も撮ってないし、走りに集中出来ていたのか?
再びFBタイムラインを見て、順位が30番台だということを知りびっくり。
人間良くない癖があるのか、「この順位をキープしたい」という気持ちが心の奥底に生まれてしまった気がします。
この先、後ろを気にしてペースが乱れたような。。
駄目ですね、人と競っては。自分と闘わねば。

デポでやったこと

靴、靴下はドロドロでしたが、替えることはせず。靴下は最近手に入れたC3fitの和紙5本指ソックス。
2000円ほどしましたが、今回は爪も死ななかったし、豆もない、これは良かったかも!
エイドでは豚汁とおにぎりを頂く。オレンジも食べたか。

ZENの「山より団子」、SAVASのピットインゼリーバー、ミドリ安全のタブレット、スニッカーズをザックに補給。
ボトルにZENの塩梅水を補給。
ムサシのNIをその場で飲み干す(アミノ酸によるリカバリー目的)。

歯ブラシを取り出して歯磨き。
スポーツドリンクとか飲んでると、口の中が気持ち悪くなるんですよね。歯磨きは初導入でしたが、良かったです(^^)
デポバックからストック=ブラックダイヤモンドのウルトラディスタンスを取り出す。
ライトも取り出して頭に装着。
とりあえずはヘッドライトだけで行こう。

用を足しておこうとトイレへ。
ここのトイレって地下1階にあって階段の上り下りが毎年辛いんですよね~(^^;)
最後に今年のおんたけウルトラトレイルのじゃんけん大会で手に入れたペスパの瓶詰めされたドリンクを飲み干す。
・・よし、後半戦、再スタート!!