第2回上州武尊山スカイビュー・ウルトラトレイル参戦記②
コースマップ
スタート時にロガーのスイッチをONにするのを忘れていました・・。
A1でスイッチON。
ロガー：i-gotu GT600
START ： 川場ふれあい駐車場
A1 ： 川場スキー場第４駐車
W ： 裏見の滝駐車場
A2 ： 宝台樹スキー場
A3 ： 武尊牧場スキー場
W ： 十二様
A4 ： オグナほたかスキー場
W ： 赤倉林道分岐（赤倉峠）
A5 ： 赤倉林道入口
A6 ： 樹恵里前
A7 ： 太郎大日堂
W ： 浅松山
W ： 雨乞山
FINISH ： 川場ふれあい駐車場
※ W（ウォーターステーション）
スタートまで
2015年7月19日（日）
いよいよレース当日。
朝は3時半ごろ起床しました。
体調は良好。坐骨神経は相変わらず良ろしくない。
4時過ぎには宿の近くの道路に迎えのバスが来るというので急いで支度します。
4時過ぎ、バスが予定通り来ました。
バスといっても8人のりくらいの車。
まだ辺りが暗い中、会場へと向かいます。
いつもそうですが、このロング系の大会の朝の会場へ向かうバスの中の雰囲気というのは独特なものがあります。
そのほとんどは沈黙が続きます。
不安6割、眠さ4割といったところでしょうか(^^;)
4時半ごろ会場に到着。
待合所の体育館へ。
中にはまだ数名の選手しかいませんでした。
まだスタートまで2時間あります。
バス・・もう少し遅く来てくれれば良かったのに・・。ブツブツ・・(^^;)
準備は完了。
朝ごはんにはおにぎり2個とバナナなどを食べました。
トイレは体育館内のものを利用。
選手の数が500人ほどなので、めちゃくちゃ並ばされるということはありませんでした。
それでも長いときで20分くらい待ちました。
時刻は6時過ぎ。
デポ行きの荷物、ゴール会場行きの荷物を預けてスタート位置へ移動しました。
スタート～A1（12km）
06：22
スタートまで後8分。
スタート位置は全体の1/3くらいのところです。
有力選手の紹介がありました。
中にはこないだのTGGにも参戦していたnaoさんの姿も。
そして6時半、上州武尊スカイビュー・ウルトラトレイルがスタートしました。
スタート後は2kmほどロード。
早速、梨状筋あたりに違和感。
やはり大会当日に治っている！なんて奇跡は起こりませんでした。
しばらくは周りに多くの選手がいる状態で街の中を走りました。
その中、TGGでお会いしたボッコ2号さんを発見。挨拶をしました。
ロードが終わると林道の登りになったかと思います。
林道はすぐにトレイルへ。しばらく登りが続きます。
07：38
スタートしてから1時間ほど経過しました。
まだ前後の選手間隔は狭く、なかなか自分のペースで走れない感じがあります。
08：06
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「A1 川場スキー場第４駐車場」
累積距離：12km
累積タイム：1時間36分
順位：50位
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ここまでは予想より6分速いペースで来ました。
やはり序盤はスピードが上がってしまいますね。
次のA2までは約23km。途中にウォーターステーション（以下、WS）を挟みますが食べ物はありません。
レース後半の失速を恐れているので、補給はしっかり行いました。
昨年はエイドの味噌汁＆おにぎりセットに助けられたのですが、このエイドにはありませんでした。
変わりにバナナ、オレンジを補給。
スタート時の水は500mlペットボトル2本で合計1リットル（どちらもお茶）。
2本はザックの胸ポケットに装着、交互に飲み、重さのバランスをとるようにしました。
ここまでで消費は500mlほどでした（少なかったか！？）。
エイドにはお茶がないので、片方のボトルにお茶を移して、空いたボトルにはスポーツドリンクを補給。1リットルまで戻しました。
ちょっとゆっくりしすぎたかな？なんて思いましたが、時計を見るとまだ5分ほどしか経過していません。
それでも他の選手は先に行ってしまったようです。
やっぱり、、なんだか焦っちゃいますね。
A1（12km）～A2（35km）
A1から少し進んでいよいよ剣ヶ峰への登りが始まりました。
昨年を思い出す光景もちらほら。
そんな中、黒いゼッケンの選手が前方に見えました。
黒いゼッケンは招待選手です。
その選手はなんとnaoさんでした。
まさかこんなところにいるとは思わず、声をかけました。
どうやら調子が悪いとのこと。
naoさんくらいの選手でもやっぱり苦しいときはあるんですね。
09：13
剣が峰付近まで来ました。
09：17
だいぶガスっちゃってて残念。
剣が峰からの下りは去年は通らなかったコースでしょうか。
ドロドロの急斜面。
木の根っこをうまいこと利用して、両手も使って下っていきます。
途中途中にはスタッフがいて、「この先、とても滑ります、注意してくださ～い」とアナウンスがありました。
そして周りからは「ここを後で登ってくるんだよなぁ」なんて声がちらほら。
うっすら気付いていましたが、今は考えないように、ただただ下りに集中しました(^^;)
下りきると藤原古道群というところに出ます。
道はロードに変わり、陽が照りつけ暑いです。
水がちょっと足りないかもという感覚がありました。
11：03
ロードの途中に雰囲気のあるお家？お店？がポツンと建っていました。
その建物の軒先にはおばあちゃんが座っており、こちらを眺めています。
そうしてこちらに向かって何かを言っているようだったので近づいてみると、お茶を飲んでいきなさいと言われたので、麦茶をご馳走になりました。
どこから来たの？今日はどこまで？暑いから気をつけて～、、なんか気持ちが落ち着きました。
どうもご馳走様でした！行ってきます！
（追記）
「奥利根民俗集古館」という展示館でした。
売店コーナーもあり、民芸品や季節ごとの山菜などを販売しているようです。
11：37
ちょっとトレイルのアップダウンを繰り返した後に、遠くのほうに長いゲレンデが見えてきました。
そのゲレンデの途中にカラーコーンがいくつか置いてありました。
コースを進むとスタッフ2名立っていました。
スタッフは笑顔でそのゲレンデの方向を指差します。
分かってはいましたが、カラーコーンではなく選手がもがき苦しみながらゲレンデを登っている姿でした・・。
11：38
さて、登るか。
陽を遮るものはなく、下からは芝生の熱気？が上がってきているようです。
暑いです。過去に参戦した野沢温泉4100Dを思い出します。
11：48
なんとか登りきりました。
だいぶ長い間登った気がしましたが、10分しか経過していないのですね。
11：50
後ろから「うさかめさん！」と呼ぶ声がしました。
誰だろう、と振り返るとnaoさんでした！
復活したようです。すごい、さっきまではあれだけ辛そうだったのに。
気が付けば見えなくなっていました。
ちなみにnaoさんはこの勢いのまま3位！
やっぱり凄すぎる・・。
12：04
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「A2 宝台樹スキー場」
累積距離：35km
累積タイム：5時間36分
順位：36位
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A2に到着しました。
順位を聞いてびっくり、まだ30～50人くらいしか通過していないとのこと。
僕の実力からして100位前後が妥当。
そこまで飛ばしてきたつもりはなかったのですが、どうやらオーバーペースのようです。
現に予想タイムよりも40分ほど早い到着。
次のA3までの区間は恐らくは一番長く、険しいパートになるだろうと予想されるので、ちょっと長めに休憩することにしました。
このエイドには確か味噌汁、おにぎり（一口サイズにしてくれとても食べやすい！）があったので補給。
A3まではWS（A1～A2区間の同じ場所）をひとつ挟むので水は1リットルにしました。
A2（35km）～A3（52km）
A2からはあまり覚えていませんが、ひたすら登りました(^^;)
とてもとても辛く。
特に剣ヶ峰へ登り返すパートでは木の根っこを両手でつかんでどこに足をつけばいいんだってくらいの急登がひたすら続き・・。
パワーが0になってきました。
ああ、今日はもうだめだ。こんな序盤でバテてしまっています。
坐骨神経痛も良くありません。次のA3でリタイアしようか・・。
そんなマイナスなことをたくさん考え始めました。
ようやく剣ヶ峰を越え、武尊山が近づいてきました。
剣ヶ峰までの登りの辛さはこれまでで一番だったかも。
それゆえ、上からの景色を見たときには飴と鞭状態。
もうランニングやめようと思っていましたが、その景色に報われました(^^;)
稜線が素晴らしいですが、天気はいまいちです。
武尊山に到着
今回は武尊山頂は通らないコースでしたが、ちょっと寄り道（といってもコースから30秒くらいのところに山頂）。
武尊山から先はハイカーとの接触を避けるために切り開かれたエスケープルートを1kmほど進みます。
ここがなんというか、切られた笹？の根っこがたくさん残っていて、ドロも含まれる急な下りといった道で、要はすごい滑りました。
ロープがあるのでなんとか下るも、登ってバテた体にこの集中力の消費は疲れます。
その先、なんと雪がまだ残っており、しばらく雪道を進みました。
雪が解けてドロドロになっている箇所も多く、こりゃあワラーチで参戦したイセキさん、苦戦しているだろうなぁなんて思いながら進みました。
武尊山を登りきってからは全く力が出なくなりました。
平地も走っているのか歩いているのか分からないスピード。
悔しいですね。
17：03
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「A3 武尊牧場スキー場」
累積距離：52km
累積タイム：10時間33分
順位：49位
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このA2～A3は想像以上に辛く体力、時間共に多く浪費してしまいました。
4時間弱で走破できるかなぁと考えていたのですが、実際は4時間57分。
身体がもうフラフラで終了しているのが分かります。
ご飯を食べて回復に努めますが、元気にならず。
脱水症状だったのでしょうか？
とりあえず次のA4はデポ地点であり、カップ麺、ストック、替えのシューズがあります。
そこで切り替えられることに期待して、出発しました。