第8回多摩川源流ぐるり参戦記②

ログマップ

サヲウラ峠、熊倉山、前飛龍(CP)、将監峠、唐松尾山(CP)、笠取山(CP)、笠取小屋(公式CP)、白沢峠、倉掛山(CP)、柳沢峠(公式CP)、六本木峠、丸川荘、大菩薩嶺、大菩薩峠、追分、川場村交流促進センター
※ゴール後「のめこいの湯」に行ったのですが、ロガーをOFFにするのを忘れており、そこも含まれています。

起床 - スタート

おはようございます。
なんとなく目が覚めて時計を見ると3時30分前。
なにやら外が騒がしい。
そうか、第1陣のスタートか。
まだ外は暗く、選手はライトをつけてスタートしているようです。
周りの人たちを起こさないように廊下で荷造り。

朝はバナナ二本とくるみの蒸しパンを食べました。
寝つきは悪かったものの、体調はまあ良い感じ。
しかし去年暮れからずっと引きずっている梨状筋症候群は治らず・・右のお尻に嫌な張り感を残したまま本日を迎えました。


5時スタートの選手たち


5時スタートは他の時間帯からの変更者が多く14人ほどの大所帯でのスタートとなりました。
さて次はいよいよ僕ら5:15組のスタートです。


履物は最後の最後まで悩みました。
靴かワラーチか(^^;)
雨予報だけど、とりあえず今は降っていないし、降っても小雨だろう。いや、やはり安全をとって靴か・・。
結局、ワラーチで完走したほうが面白い!という理由からワラーチで行くことにしました。

5時15分いよいよスタートの時間。
5名でのスタート予定でしたが2名が別の時間帯に流れたので、3名でのスタートとなりました。
お一人はチーム漆黒の「あれん」さん、もう一人は女性の「ゆーこりん」さん。
ちなみにスタート順はハセツネ自己申告タイムの遅い人から順番に15分刻みでウェーブスタートとなります。
僕は去年のハセツネが12時間4分だったので、5時15分となりました(3:30スタートから15分刻みのウェーブ、最終出走者は8時スタート)。
もうちょっと遅めスタートでも良いような気もしましたが、初めて通る箇所もあり、ロストを考慮して変更なしの5時15分スタートでいきます。

スタート位置からはつづら折の登りが見え、5時スタート選手の姿も確認できます。
走っている選手も多く「あそこをあんな走れないよね~」なんてあれんさん、ゆーこりんさんたちと話します。
そして5時15分になり、スタート~。
無事に完走できますように!!
あれんさんは過去に何度かTGGに参加しており、ゆーこりんさんと僕は初参加だったのでついて行くことに。
気付けばつづら折の登り道を3人で走っていました(笑)

スタート~前飛龍

登る登る・・分かってはいたものの、ほとんど登り。
しかしこちらは足元が軽いワラーチに軽量ストックのウルトラディスタンス、、言わば鬼に金棒状態!(^o^)

前に選手が見えました。恐らくは5時スタートの選手。
FBなどで見たことのある選手、佐瀬さんでした。
挨拶をして先を行かせてもらいました。


CP「前飛龍」
7:00(1:45経過)

TGGではコース上に決められた5つほどのチェックポイント(CP)があり、そこでは各自が通過タイムを記録する必要があります。
ほぼほぼ息が上がることなく前飛龍へ到着です。

ここまであれんさんが良いペースで引っ張ってくれました。
ゆーこりんさんは途中から無理せずマイペースを保ち後方へ。
女性は無理をせずレース後半で追い上げてくる、男性は勢いに任せて突っ込んで潰れる・・そんなイメージがあります(^^;)
その先のトラバースであれんさんが靴の中に小石が入ってしまい、それを取り除くので先に行ってくださいとのことでそこから一人旅に。
5時15分スタート組としては一人になりましたが、先にスタートしていた選手たちが多くいたので、挨拶を交わしながら前へ前へ。
やはり知り合いがいると楽しいですね(^^)

将監峠~唐松尾山


「将監峠」
8:00(2:45経過)

将監峠から先は以前の試走の時にロストした箇所。
今回は迷うことなく進めました。
しかしその先の二股でどちらか分からなくなりました。
恐らくはこっちだろうが、確信が持てない・・そんな状態です。
幸い、近くにばななさんがいたので道を尋ね助けていただきました。


写真撮影にも快く応じていただきました(^^)
最初、後ろから見た時はそのリュックの大きさから完全にハイカーかと思いましたが(^^;)

この辺り、ちょっと小雨が降っていたような気がします。
唐松尾山までの登りが泥になっている箇所があり、ワラーチで苦戦します。
ワラーチの最大の敵は「泥」なんですね。
泥が足とワラーチの間に入り込み、ズルズルと滑り踏ん張りがきかなくなるのです。
台風接近によりドロドロトレイルと化した信越五岳トレイルではワラーチを脱ぎ捨て夜の山を裸足で駆け抜けた素敵な思い出もあります(^o^)


CP「唐松尾山」
8:33(3:18経過)

この付近では実行委員の一人である「ばぶぅ」さん、ハセツネ講習会同期の「るー」さんがいました。
ばぶぅさんは初対面であるにもかかわらずフランクに話しかけてくれました。大した挨拶もできずにすみません。
唐松尾山からの下りはロストしやすい箇所と認識していたのですが、やはりロスト(^^;)
下りているうちに藪こぎ&急斜面に。
進行方向右側よりばぶぅさん達の声がするのでそちらにトラバースで進み、事なきを得ました。

唐松尾山~笠取山~笠取小屋

唐松尾山からの下りが落ち着くと走れるトレイル、だったような気がします。
その先の分岐でコジケンさんが立っておられました。
コジケンさんはハセツネ安走会の大先輩でもあります。挨拶をしてその先の笠取山へ。
この近辺は奥秩父主脈縦走路マラニックや試走のときに通っていますが、2回とも「水干」の方に行っているので笠取山に登るのは初です。
笠取山はピークが2つあり、2つ目がCP。
見逃さないか不安な中、先へと進みました。


CP「笠取山」
9:15(4:00経過)

いくつかピークっぽいのがあり、やはり不安になりました。
しかし本物のピークには「笠取山」の看板が立っていたので間違うことなくシャッターオン出来ました。
ガスってますね~。景色も何もあったもんじゃありません(^^;)


これは凄い。
笠取山からの下りです。
転がった方が速いんじゃないか・・・そんな下りです。
下にはスタッフの方が居て写真を撮っていただきました。


下から見上げるとこんな感じ。
その先、小さな分水嶺を横目に木の階段をザザザーと下って笠取小屋へ。
到着は9時半、スタートから4時間15分経過です。
ここは公式CPなのでスタッフの方がおられます。
とてもフレンドリーに話しかけていただき、元気をもらいました(^^)
ここではお茶500mlを購入。300円。
ザックを下ろし、中から薄皮クリームパンを取り出し、2個口の中に放り込み再出発。
まだまだ約22km。先は長い!
直前にアカさんより「柳沢峠までは余裕を持って」とのアドバイスを頂いていたので、無理して飛ばすことのないよう気をつけて。

笠取小屋~白沢峠

笠取小屋からは林道みたいなトレイル区間が長く続きます。
少し行ったところに水場があり、4,5名ほどの選手が補給していました。
笠取小屋でお茶を購入したのでここはパス。

その先でハセツネ講習会同期のユウさんに出会います。
ユウさんは丹波山村にくる時、電車内で携帯電話を失くしたので、そのダメージを背負っての参戦です(笑)

そこから先、同じくらいのペースの方に遭遇します。
こちゃーりーさんです。こちゃーりーさんとは柳沢峠までほぼほぼ一緒でした。
林道トレイルを一定のペースで淡々と走っていると、足元を根っこか何かにすくわれます。
修正きかずそのままヘッドスライディング!
アイタタ・・・胸をちょっと打ってしまいました(1日経った今日も息を吸うと痛い・・)。


10:11(4:56経過)
白沢峠に到着!
この廃車は何度見ても良いですね(^^)

白沢峠~バリカン尾根、倉掛山

次は倉掛山、バリカン尾根を越えていく部分です。
このバリカン尾根への取り付きで迷いました。
最初に「左:まき道」「右:踏み跡がない尾根」みたいな分岐があり、これは右に入ってバリカン尾根か?
こちゃーりーさんと二人で悩みました。
まだここは尾根に入るところではないということで、左のまき道へ。
結果、それが正解。
その先の分岐には標識がちゃんとあり、「倉掛山」と記された方向に尾根へと続く登りがありました。一安心。


安心したのもつかの間、というか道迷いではないのですが、記憶していた以上にこのバリカン尾根の登りがキツイ・・・・。
急登で足に乳酸が溜まるのが分かります。
これはまずい、柳沢峠まで余裕もたせるはずがここでもう余裕ありません(^^;)
こちゃーりーさんはちょっと後ろか?見えなくなりました。
前にも選手はいません。一人旅。
さらに雨も降ってきて、なんとなく寂しい・・。
このバリカン尾根では時間的に抜きつ抜かれつするポイントで、更に前後の視界も開けているので「鬼ごっこ」が楽しめるポイントなのですが・・ちょっとスタート時間が早かったようです。
そういえば前にはアンさんがいるはずだけども、ぜんぜん見当たらない。アンさん調子良いのかなぁ。
やっと一人追いつきました、被り物をされている選手。雨であの被り物は蒸れそうですね(^^;)


「倉掛山」
10:36(5:21経過)
やっとの思いで倉掛山。
しかし倉掛山を過ぎてからもバリカン尾根はちょっと続きました。