2014UTMF完走記①スタートまで

序章 | スタート~A4すばしり | A5太郎坊~A8西富士中学校 | A9麓~ゴール | 独占インタビュー | 装備・持ち物


ゴール後に鏑木毅さんと熱く握手するうさかめ選手
記録:40時間17分39秒

UTMF完走記

2014年4月25日~27日に開催されたUTMF(ウルトラトレイルマウントフジ)に参戦してきました!
内容は想像以上に辛く、楽しいものでした。
レース中はエントリーした自分を呪いたくなり、トレランなんてもういいやって思うほど。
しかしながら時間の経過とは恐ろしいもので既に100マイルを走りたい気分になっております。
辛い部分を忘れないためにも、ここに書き残したいと思います。

【完走記構成】
1ページ UTMFエントリー経緯 レース予想 レースまでの体調 スタートまで
2~4ページ UTMFレース本編
5ページ レース後独占インタビュー!
6ページ 装備について

※長編です。どうぞ、仮眠なしで完読目指してください・・・

UTMFのエントリーに至るまで

UMBF?UTMB?モンブラン?なんか知らんけど海外には山を100マイル(160km)も走る大会があるらしい。
そしてその姉妹大会が国内にもあり、なんでも富士山の周りをぐるっと一周するそうな。
その名前はUTFMだかUTMFだかよくわからない。ウルトラトレイルマウントフジだそうな。

トライアスロン宮古島大会を完走後、トレランへと気持ちが移っていった2011~2012年。
2012年に初ウルトラ「おんたけウルトラ100km」を完走し、その勢いで信越五岳も完走。
丁度その辺りだったかと思います。UTMFを耳にしたのは。
周りの知り合いにウルトラランナーが増えてきたため、当然のことだったのでしょう。
そして2012年の11月には八ヶ岳スーパートレイルに挑戦。
100マイル、100km選べる状態でしたが、100マイルなんてとんでもないと100kmを選択。
そしてその八ヶ岳100kmでは90km地点関門に2秒足らずで人生初のDNF・・。

次のレースはどうしよう?丁度悩んでいたころにUTMFエントリー開始。
ああ、そういえばUTMFってあったんだっけ。100マイルかー。抽選らしいし、当たったら考えよう!ってな感じでエントリー!
そして宮古島トライスロンもエントリー!
両方当たったらどうしようかな・・。
なんて心配は不要で、両方落選。
それでもUTMFって大会は面白そうだったのでボランティアをすることに。
そしてボランティアの中で見たUTMFの選手達の勇士を見て「オレも絶対ゴールゲートくぐるぞ!」と強く誓ったのでした。

2013年暮れ、2012年の時と違い、今回は「当たったら出よう~」なんて感じではなく、絶対出たい!そう強く願ってUTMFエントリー。
宮古島もエントリー。
両方当たったらどうしようかな・・。まぁ去年は両方外れたし大丈夫だろうなんて考えているとまさかの両方当選
世の中には中四日の休息のみで両方参戦する「宮富士(MIYAFUJI)」なんてのも存在するらしいのですが、初UTMFでそちらに全戦力を傾けたかったので、悩んだ挙句、宮古島を辞退。
これで気持ちは2014年のUTMF一本!絶対完走するぞ!!

足の故障

足の故障は主に3箇所。
右のシンスプリントと両足のガソク炎。
ガソク炎については2013年の11月からずっと。
もも裏の張り間がとても強く、前屈をすると膝の内側がとても痛む感じです。

シンスプリントも同時期くらいに発症。これも長いです。
どちらも原因は良く分からないですが、ワラーチでガンガンくだりとかを下っていたのが少なくとも影響ありそうです。。
あと、冬の時期に体が固まり、筋肉の緊張が取れなかったのも長引いた要因だと思います。
それからはストレッチな日々。

ガソク炎については完治ならず。シンスプリントはほぼ治ったのではと思ってます。
シンスプリントは↓
シンスプリントに永久におさらばできる魔法の運動 - YouTube
をひたすらやってました。会社でも。
コレが効いたのかは分かりませんが、いいのではと思ってます。
整骨院での治療も継続してましたが、なんだか良くならなかったので、2014年2月ごろから通うのをやめました。
その代わりに栄養のあるものを、多少値がはっても食べる!
これは女性トレイルランナートントンさんに「バランスよく食べた方がいいよ。」とか「あれ、痩せた?というかやつれた?」とか言われた為です。

レース予想

完走タイムの予想は何回も行いました。
最終的な予想タイムは少し余裕持って41.6時間。
ロード比率やUTMFホームページ公開の高低差マップには見えない細かいアップダウンなど、見えてない部分もあったので概算にはなりますが、過去のレースのリザルトから予測しました。

作戦では西富士までは関門に注意しながら急くとこは急ぐ、でも故障しないように慎重に。
今年は前半の関門がきついようです。
そして西富士中学校の104kmまでで約21時間。
104kmという距離はこれまでに何回か走っていたので、このタイムはそんなにブレないんじゃないかと思ってました。
むしろ成長していると考えたいので、ちょっと余裕持ったタイム。

西富士から先はどうなるか予想が付きません。
いつも通り故障してスピードダウンしている可能性大です。
とにかく、西富士までは寝ないで走って、西富士で仮眠(その為、A8⇒A9の8hは多めに取ってます)。
(A7⇒W1もデポでの整理を考え多めに取っています)
仮眠で天子山地に備える!といった大まかな考えをもってました。
もし104km越えてからも故障していなく、元気もあれば積極的に40時間切りを狙いたい、そんな感じです。
奇跡が起きて35時間、良くて40時間切り、悪くて制限ぎりぎりもしくはDNF。

ポイントごとの予想到着タイム

START 河口湖八木崎公園 0 h
 ↓↓↓ 3 h
A1 富士吉田 3 h
 ↓↓↓ 3.2 h
A2 二十曲峠 6.2 h
 ↓↓↓ 1.2 h
A3 山中湖きらら 7.4 h
 ↓↓↓ 3.4 h
A4 すばしり 10.8 h
 ↓↓↓ 1.9 h
A5 富士山御殿場口太郎坊 12.7 h
 ↓↓↓ 1 h
A6 水ヶ塚公園 13.7 h
 ↓↓↓ 1.6 h
A7 富士山こどもの国 15.3 h
 ↓↓↓ 3.8 h
W1 粟倉 19.1 h
 ↓↓↓ 1.8 h
A8 西富士中学校 20.9 h
 ↓↓↓ 8 h
A9 麓 28.9 h
 ↓↓↓ 4.2 h
A10 本栖湖 33.1 h
 ↓↓↓ 5.5 h
A11 鳴沢 38.6 h
 ↓↓↓ 3 h
FINISH 河口湖八木崎公園 41.6 h

レース2週間前

本番用シューズとして本命のホカオネオネのマファテ2で40kmほどトレラン。
青梅出発、高水、御岳、武蔵五日市のコース。
指の痛みに若干の不安があるものの、噂どおりの?疲労感の少なさから、これでいけるという感触を得ました。
体調もほぼほぼ良し、故障もガソク炎が若干残るものの、我慢すればいけそう。

レース1週間前

もう練習は終わり。
ギアもほぼ揃え終わった。
ゆっくり休日を過ごそうと友人と品川へシーバスフィッシング。
釣果は良好!が、なんか寒い?
なんと、ここにきて風邪を引いてしまいました・・。
コレまでのツケ?が出たのか・・。
日曜日は一日寝込む始末。
一日寝れば治るだろうと思っていたのですが、月曜日からも体がだるく、微熱が続く状態。
ヤバイ、あとレースまで一週間ないのに!!
それからは毎食後にパブロンを飲み、ルルなどのドリンクもゴクゴクと飲み続け薬漬けに。
元気=ラーメンってことでにんにくラーメンを食べてみたり。
それでも一向に体調は良くならず。寝ても寝ても眠い状態。頭はフラフラ。
ここにきてなぜ!?とても悔しい気持ちでした。
以前、八ヶ岳100マイルに参戦した際も、前日になって体がだるくなり、寝込みました。
しかしレース当日の朝にはスッキリだったという経験があったため、大事なレース前にはいつもそうなんだろうと思うようにしました。
そういえば自転車で東京~大阪まで帰省した時も前日に熱を出してました・・・。

2014年4月25日 新宿へ

4月25日金曜日、この日は代休をとったので会社は休み。
朝6時起床。
最終的な準備を済ませて朝8時前、新宿へと向かいます。
通勤ラッシュとドンかぶり。
電車の中で若者が近くにいます。
「なんだよそのデケーザック!!邪魔なんだよ!マジあり得ない!!」とか言われないかヒヤヒヤ。
そして新宿到着は9時半ごろ。
案の定、人が多い。
地上への出口が良く分からない。
東京には11年以上住んでいるにもかかわらず、未だに新宿は迷路です。
ようやく地上に出て、近くにいた警備員さに「工学院大学はどこですか?」と尋ねる。


そしてバス乗り場を発見。UTMF選手らしき人も多くいます。
その中に声の大きな人物が。
Kさんでした。
この人は小鳥チーム(といっても正式なチームとかではなく、たまにあって飲むラン仲間)のまぁリーダー?みたいな人。
とにかくよく喋るのですぐに見つけることが出来ました。
合流後、バスに乗車するため列に並びます。
乗車券を見せると「2号車ですね」と言われる。
そのまま乗り込み、なんてことはなくKさんの隣に座る。

イッツ アクシデント!

バスの出発までは時間があったので、トイレに行くことにします。
すると近くにいた人も「私も行きます」ってことになりました。
バスの人にトイレの場所を聞くも「え、この近くはトイレないですよ」「バスは河口湖までトイレ休憩ありません」「出発するまでは席に座っていてもらわないと困ります」
冷たい人間です。
結局、(恐らくは)工学院の建物の中のトイレを借りました。

で、無事出発。
隣にKさん。通路を挟んだ席にUさん、後ろにI藤さんK納さん夫妻。皆小鳥チームの人。
そのちょっと後ろには「株式会社吉田」チームの2人もいて、皆順調にスタートへと向かっているようです。
しばらく会話をしていたのですが、そろそろ寝ようとしても会話が止まらない。
Kさんのマシンガントークが今日も絶好調のようです。
Kさんは何故かサングラスをかけて「オレカッコイイだろ!?」といわんばかり。
当初の予定ではここで仮眠2時間を取ってレースに万全の態勢をっ・・!と思っていたのですが予定が狂いました。
ふと後ろを見ると二人は寝ている。
しまったっ・・!座る場所を間違えた!!
イッツ アクシデト!!!
この先、100マイルという旅の中で、幾度となくアクシデントは起きるのでしょう。
まぁこの会話で緊張がほぐれたので良かったのですが。

レース会場到着

予定の2時間より30分ほど早く、1時間半ほどで河口湖八木崎公園に到着。
結局、バスではほぼずっと喋ってました。


ついにきたUTMF!!
去年のボラの時とそう変わりない風景。
思っていたより暖かい。
まずはトイレ。
その後、受付をするためテントの方へ。
誓約書を渡して、参加賞やらフラッシュライト、ゼッケンを貰います。
受付とは向かい側にある地面の所に座ると、丁度T村さんが。
T村さんはオフシャルバスではなく、アクセスツアー?とかのバスできたとか。
そういえば携帯電話、このままレースに持っていくので、充電が減るのが怖く、機内モードにしてました。
連絡はとれなくても、皆会場に来ているだろうと思い、、。

必携品チェック

受付を終えた後は、必携品チェック。
荷物整理してチェック場所に向かいます。
一人に一カゴ渡されて、そこに荷物を出しチェックしていく感じです。
チェックする人は全部で20人くらいいたかと思います。
人によってチェックのレベルも違うとか違わないとか?

そしていよいよ僕の番。
隣にいた選手と2人まとめてチェックされました。
チェックされたのは雨具上下、携帯電話(本部の連絡先が登録されていること)、ライト2点、詳細地図。
装備品については何度も悩み今に至ったので、どこに何があるかは完璧に把握済み。
隣の選手に圧倒的な差を見せ付けて必携品チェック完了っ・・・・!!!!
100点!
そしてチェックOKの証拠であるバンドを腕に付けられます。
腕のきつさはこれくらいで大丈夫ですか?とか気遣ってくれます。
長いレース、こういう部分は後半ではストレスになる。
それを気遣ってくれているのか、有り難いことです。

カーボローディング

他の仲間もチェックを終え、ちょっと腹が減ったので、来る時に見かけたバーミヤンに行くことに。
それにしても暑い!
日差しが強く、座っているだけで汗をかきそう。
半袖短パンで行くことにしました。
靴はもちろんワラーチ。
10分ほどしてバーミヤン、ふと横を見るとガスト。
「カーボにはガストの方が良いんじゃないか」ということになり、ガストへ。
が、ガストは激混み。
皆考えることは同じなんですかね。
まぁ選手1500人+サポーターがいるのだから仕方ない。

で、バーミヤンにするかとなった時に、近くに「ほうとううどん屋」ってのがあったので、これは良いとそこに入りました。
しかも混んでいなく、すぐに座れました。
注文はやはりほうとう煮込みうどん!
が、この注文がいくら待っても出てこない。
だんだん眠くなってきました。
1週間前に発病した風邪?は八ヶ岳みたくレース当日になっても治らず、やはりだるさが取れません。
そして30分(もっとか・・・)待ってようやく出てきました。


うまい!
カーボ終了!会場に戻ります。
風が冷たい。やはり夜は冷えるか?
半袖短パンはちょっと寒かったと後悔。

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